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巾のり解禁(1月下旬の大潮の日)

        <田舎暮らしの1年から>
房州の雑煮には、“巾のり”が欠かせません。
東京湾の海苔とは違い外房に生えている海苔は、厚く巾の広いのが特徴です。成長すると10~15cmになり、それを摘みとって青海苔と同様に、“す”に延ばし天日干しにします。
どこの家でも所狭しと100枚~200枚の海苔が庭先を飾ります。
この季節の風物詩で、卸値で1枚200~300円します。
主にお正月に需要があるので暮の巾のりは、1枚300~400円します。解禁日は決められていて(大潮の2~3日昼夜)、12月に入ると
皆その日を待ちわびています。
冬の海でも胴長(ゴム製の胸まであるズボン)を着るので寒くないそうです。もっともたった2~3日で5~60万円の稼ぎがあるので寒さなど気にならないのは当然です。
冬になって最初に採るのが“新巾(12月の中旬ごろ)”、年を越して採るのを“旧巾”といい大分安くなってしまいます。
磯の香りが強く普通の海苔とは食べ方が違います。火であぶり細かくもみ、長ねぎのみじん切り、鰹節と醤油、お湯を少しかけて食べます。
お正月の雑煮に入れるのは、巾をきかせるという縁起を担ぐ為と言われています。
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